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2017-09-11

原子力発電所における安全性と存続性のロードマップ:ショット、IAEAの電気・計装制御装置に関する安全報告書を歓迎 

原子力産業向けに、ガラス-金属封止技術を駆使して製造された、電気ペネトレーションアセンブリー(EPA、気密端子)を提供しているドイツの特殊ガラスメーカー、ショット(SCHOTT AG, 本社:ドイツ・マインツ市、取締役会会長:Dr. フランク・ハインリヒト)は、国際原子力機関(IAEA)がまとめた、電気・計測装置に関する報告書に賛同します。
今回の報告書「Assessment of Equipment Capability to Perform Reliably under Severe Accident Conditions」は、IAEAによる技術文書「TECDOC」シリーズの一つです。同報告書では、過酷事故が生じた際、「電気・計測装置は、当初の設計基準の想定(DBA)を超えた環境条件にさらされることになる」と強調されています。さらに、原子力発電所で使用される電気・計測装置を認証する際は、炉心溶融などの過酷条件にも耐えられるかどうか、電子部品に対する試験の実施も推奨されています。同報告書は、「過酷事故発生後、軽減対策を実施する際に必要とされる、電気・計測装置の性能における信頼性が、過酷事故条件下でも、高いかどうかを評価するための、国際的な技術基準」を提供することを目的としています。

過酷事故を軽減させるには、格納容器の保全性の維持が鍵となります。「Eternaloc®」ブランドとして製造されているショットのEPAは、原子力発電の安全性において重要な役割を担います。ショットのEPAにおけるガラスバリア層は、エポキシ樹脂封止とは異なり、現在定義されている過酷事故条件下でも劣化することなく、気密性を維持します。また、放射能漏れ、極端な温度や圧力、湿度上昇に対する耐性も備え、完全な気密性を保持し続けます。さらに、水深12メートル下での圧力と期間30日という条件で実施された耐久試験をクリアしているため、事故そのものや、事故時の被害軽減対策によって冠水した場合でも、格納容器は気密性を保ち、保全性を維持することができます。

ショットの原子力安全部門長、トーマス・フィンクは次のように述べています。
「過酷事故の際、最も重要な課題は、放射性燃料がある格納容器の内側と、外側の環境を隔てること、つまり、核分裂生成物質を格納容器壁で遮断することです。ガラス-金属封止技術をEPAに応用することは、ベスト・プラクティスのみならず、標準化されるべきです。これは、遮断弁や非常用炉心冷却装置など、過酷事故の監視や軽減を行うすべての装置に関しても言えることです。」

ショットは、IAEAによる所見や勧告は、特にイギリスのように発電所の新設計画がある国において、早急に国内および国際基準に反映されるべきだと考えています。新設されるすべての発電所は、設計寿命60年を目標としているため、長期的な安全基準をクリアする必要があります。

また、IAEAが推奨する、セラミック、ガラス、鉄鋼などの経年劣化しない素材を用いた電子部品は、メンテナンスフリーで交換不要のため、総所要コストの節約にもなります。さらに、各国で定められている基準を統一することにより、現在、発電所を新設する際に生じる、各国の基準を遵守するためのテスト費用等を削減し、コスト管理を大幅に改善することができます。

ショットは、この新しい報告書に賛同するとともに、同機関の勧告を早急に導入することを、規制当局に推奨します。

※IAEAによる報告書「Assessment of Equipment Capability to Perform Reliably under Severe Accident Conditions」はこちらをご参照ください:
http://www-pub.iaea.org/MTCD/Publications/PDF/TE-1818_web.pdf (英語)

ショットについて
ショットは、特殊ガラスやガラスセラミックの分野をリードする国際的なテクノロジーグループ企業です。ショットは130年以上にわたり、優れた研究開発や素材と技術の専門知識をもとに、多岐にわたる高品質な製品とインテリジェントソリューションを提供しています。ショットは、家電、医薬品、エレクトロニクス、光学、自動車ならびに航空など、さまざまな産業にイノベーションをもたらします。ショットは製品を通じてすべての人びとの暮らしのなかに息づき、イノベーションと持続可能な成功の実現に努めています。また、ショットは世界34ヵ国に製造・販売拠点を設置し、グローバルに事業を展開しています。現在の従業員数は約15,000人で、2016年度の売上高は約19億9000万ユーロです。ショットグループの親会社であるショットAGは、ドイツ・マインツ市 に本社を置き、カールツァイス財団がその株式の100%を所有しています。財団所有企業であるショットは、従業員、社会、環境に対する社会的責任を重視しています。www.schott.com

NEC SCHOTTコンポーネンツ株式会社について
NEC SCHOTTコンポーネンツ株式会社は、日本のNECとドイツのショットグループの出資により、2000年9月に設立された合弁会社です。当社は、気密端子、温度ヒューズ等の電子コンポーネンツ分野および特殊ガラス応用分野において、NECおよびSCHOTTグループが持つグローバルなノウハウを最大限に生かし、21世紀以降もお客様に満足していただける製品やサービスを提供しています。http://www.nec-schott.co.jp/japanese/



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NEC SCHOTT コンポーネンツ株式会社
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Fax番号: 0748-63-2371
Email: hidefumi.yamamoto@schott.com


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